2010年8月27日金曜日

社会起業がやりたい理由

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私が社会起業に興味を持ったのはDeNA時代、死んだような目をして休日出勤をしているときに同じシステムグループの松内氏から「アメリカのビジネスエリートのうちの約10%は社会起業家になる」という話を聞いたことが切欠だった。
2006-02-08 - 松内ノート

それからCSRなど社会貢献事業について調べ、自分なりに現状からできる取り組みを考えた。その時参考にしたのはRoom to Read。当時私はモバゲーTOWNというエンタメ系SNSの担当をしていたので、「日本のコミックをモバゲーユーザーから集めて途上国に送り文化交流を図る」という内容のCSR活動を考えマーケティング部長にプレゼンしたが爆笑されそのネタはボツになった。

それから紆余曲折を経て、ソーシャルテクノロジーに関する仕事に従事することになった。この過程において、この社会起業的価値観が、単に個人の志向性の問題ではなく、技術革新に伴う個人の生存戦略上の必然的な変化だと考えるようになった。「アフィリエイトやFXで稼ごう!」などというキーワードには誰も共感しないし、そんなログは実名で残したくない。たとえ偽善と思われようが、詭弁であろうが、とにかく自分の情熱を言葉にして伝えることがスケールするのだ。

今関心があるのは情報格差、世代間格差、労働問題、ひきこもり問題等々。これらの社会問題に積極的に取り組みたいと思う。