かつて、福沢諭吉が一部の知識人のみだけでなく、市民を啓蒙する目的で書いたとされている学問のすゝめ。幸いにして現代においては教育制度の発達に伴い学問そのものは広く普及したと言える。しかし、時代の変化に伴い、必要とされる学問の内容や習得手段、伝達手段にも変化が生じ、新しい時代に合わせた啓蒙活動が必要であろうと考えられる。
そこで私は、皆様にブログの執筆を広く普及させたいと考えた。言わば
ブログのすゝめ
である。
私がここ2ヶ月でブログを書くことによって得たメリットを完結にまとめると以下の通り
- 文章にすることによって自分の中で曖昧であった情報が整理される
- 人に読まれる事を意識する事により章立てや構成を意識し、書く技術が身につく
- 様々なフィードバックを受けることにより、情報の需要を知る事ができる
- 内容を元に、これまで面識のなかった人とのネットワークが広がる
特に、前回のエントリーで指摘したように、すでにある程度の専門性を有しており、組織の枠の中で活動しているエリート層の人に関しては、その内容をブログにするだけである程度の効果は得られると思う。
ブログを書くに当たって、個人的に感じたコツは以下の通り
- 何も書くことがないならとりあえずtwitterの一日のまとめを転記する
- RSSリーダーを使って日々のブログのネタ探しを行う
- 会社での業務の作業ログを機密事項に触れない一般化した内容で書く
- 読んだ本や使ったもののレビューを書く
- 文章にまとまらなそうだったらとりあえず箇条書きにする
- 完璧な内容を求めると時間がかかるので一時間くらいで切り上げ次回に続きを書く
- 無理やり一個でも写真を入れる
- google analyticsで常に効果測定するとモチベーションが上がる
最後に、ブログを書くことが素晴らしいと思う、もう一つの側面について言及する。
- いくら会社から高い評価を受けていてもノウハウを公開できない一般化できない人はブログが書けない
- いくら有名人でも、エントリーの内容が陳腐なものであればむしろ評価を下げることになる
- どんなに無名の人でも、優れたエントリーを書くことができれば高く評価される
これ即ち
「インターネットハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ人ノ下ニ人ヲ造ラズ」
である。特にこれから活動範囲を活発に広げていきたい者は早速今日からブログを作成し、今日の作業ログを書き始めると良い。独立し、社会におけるプレゼンスを高めるための第一歩になるだろう。このブログの左上のロゴをクリックすればbloggerを始めることができる。簡単なことである。